愛しかない?

一生懸命生きるオタク

「全肯定」の正体

f:id:aishikanai:20180125015216j:plain


「全肯定ってなんですか?」

この答えが出たかもしれない!!!

今まで生きてきて何人かの歌手とか映画にもらった大事な全肯定だけど、やっとこの感情の正体が分かった!(涙ブワァ)

そして、この「全肯定」は音楽、エンタメだけに限る話ではということも分かった。

さあ!!頑張れおれの語彙力!!!!

 

 

ある記事を読んだ

一週間くらい前にこの記事を読んだ。

www.fuze.dj

(この記事は本当に読んで欲しい!!!後編もあるけど長くないから!!!!)

この記事に私が思う「全肯定」の正体があったの。

役者と政治家には共通する部分がある。我々は共に、文化の形成に大きな影響力を持っている。物語を伝えることで、文化の形成を担っている。

{中略}
しかしそんな物語においても、物語の中に人々が求めているのは「自分たちがどこかに所属している」「社会の一部として受け入れられている」というメッセージだ。

ストーリーを通して、たとえ自分が人と違っていても、むしろ人と違っているからこそ、自分が社会の一部であって、自分の存在に対して社会が耳を傾け、目を向けて、価値を見出しているというメッセージを受け取りたいのだ。

物語の中で、人々は自分の存在が代わりに体現される(=レプリゼントされる)ことを求めている。

({}内、傍線は私です)

ずばり、「全肯定」の正体はこれです!!!!!!

 

ナムジュンにスクリーン越しにグッジョブをもらった時も、
BTSの「春の日」を初めて日本語訳を見ながら聴いた時も、
この前のライブで大森靖子ちゃんの「マジックミラー」を聴いた時も、
感じたのは「自分って生きてていいんだ~~~~(泣)」という気持ちだった。

その感情は、「社会に居場所がある」「自分を無条件で受け入れてくれる人が存在する」と言い換えられるのではないかと、この記事を読んで思った。

 

 

リプレゼンテーション

上記の記事にはリプレゼンテーションという考え方が出てくる。

俳優や政治家が、自分の気持ちを社会に向けて代弁してくれることで、「社会に疎外されていない」と感じられるということだ。

 

私が小中でJ-POPを聴いててめっちゃ思ってたのは、

「私、恋愛の曲はもう聴きたくない」

だった。

普段テレビから流れてくる音楽って、恋愛の曲多すぎなかった!?!?!?!?

小中の時それをめっちゃ思ってた!!!!!

もちろん、恋愛の曲を聴いてすごく共感できたり、勇気をもらえる人がいることは知っている。

でも、その時の私が感じたのは「全然この歌が分からん…」という、「自分とJ-POPとのかみ合わなさ」だった。

しかも、周りのみんなはそれが良い曲だよねと話している。

なんだか疎外感を感じた。

 

多分この時のかみ合わなさって、「この歌は自分の事歌ってくれてない」っていう気持ちだと思う。

小学生、中学生の時は、人生でいちばん死ぬほど人間関係に悩んでた時期で、
友達とか近所の子とかにめちゃめちゃ嫌な事言われたり、存在無かったことにされたりしてすっごい辛かった!!!!!

もう人の目とか気にしすぎてどんな顔して廊下歩けばいいのか分かんなかった!!!!!!

そんな時に恋愛の曲とか歌われても、なにも救われないじゃんね。

なぜなら、そこに私のことは歌われてないから!

誰も私のしんどさは知らないんだ(大号泣)みたいな。

 

だから、その当時は本を死ぬほど読んでいた。

今も思うと、いじめられたり人間関係で悩んでる同い年くらいの女の子の話をよく読んでたのは、そこには私の存在が代弁されていたからなのかなと思う。

小学生、中学生の頃は、本が私を代弁してくれていたのだ。

 

 

BTSからの「全肯定」

 

aishikanai.hatenablog.com

 ↑この記事で、私はナムジュンから全肯定された話を書いた。(読んでね♡)

この場合は、歌ではなく、(スクリーンを通して)物理的なグッジョブをもらっただけなんだけど、私はもうすげえ救われた(泣)

なんでかっていうと、私の大好きなグループの人に私の存在もちゃんと見えてるよと言われたような気がしたからだ。

ライブの掛け声の最中という過程はどうであれ、あれはまさに「自分の存在が認められた」瞬間だった。

もうだめだぁ、思い出してたら涙出てくるわ(泣)

 

 

音楽とリプレゼンテーション

 

aishikanai.hatenablog.com

↑前回の記事の「音楽を聴いて慰められる」という感情も、リプレゼンテーションとつながるんじゃないだろうか?

 

小中のときに聴いた恋愛の曲は、その時の私の事を歌ってくれていなかった。

でも、星野源大森靖子ちゃん、BTSの曲を聴いたときは激しく感動して、震えて、

「辛い時はこの人たちがいる」と安心することができた。

 

2017年一番聴いた曲にBTSの「春の日」があるんだけど、

ここはあたり一面冬景色さ
8月にも冬が来る
心は時を駆けていくよ

一人残った雪国列車
君の手を取って地球の裏側にまで行くんだ
冬を終わらせたいから*1

 

この部分が一番好きで、ここを聴いたら「はぁぁ~~~(泣)」って毎回なる(急に語彙力瓦解)(ゴメン)

なんでかなって考えたら、歌詞中の「君」を完全に自分のことだと思ってて、「しんどい時もBTSが私の手を取って引っ張っていってくれるから大丈夫だ!!!(泣)」って解釈してるんだよね~

ごめんな!思想が強くて!!

(とりま聴いてみてくれ→*2

 

BTSの他の曲も、星野源大森靖子ちゃんも、なんで好きかって言われたら、「この曲私のこと歌ってる」っ思えてるからだなと気づいた!!!!!!!

その気持ちを言い換えると、「共感」になる人もいるし、私は「全肯定」とか「慰めらた」と感じたし、引用した記事では「リプレゼンテーション」と表している。

 

「この歌私のこと歌ってる」と感じられることで、「社会に私が見えてる」「社会に居場所がある」と思えるのだ。

 

これが一番言いたかった。

 

「辛い時に自分を置いていかないで、寄り添ってくれる」って感じるのは、その曲に「自分がいる」って思えるからなんだろうなぁ。

 

そんな音楽に出会えた私はほんとに良かった。

めっちゃ救われてるわ。

「エンタメに生かされている」ってこういうことだよね?

(エンタメ各位へ いつもありがとうございます。)

 

そして、この話は音楽や映画などエンタメだけに留まる事じゃない。

引用した記事では、政治にも影響すると書いてある。

ほんとにその通りだわ…

「女生きづらい!もうやだ!!」ってめちゃ感じるけど、そういう生きづらさを公で話してくれて、代弁してくれる人がいるおかげで、もうすっごい救われるし、「ひとりじゃない」って安心できる。

 

私もそうなりたいなぁぁ!!!!!!

ちゃんと社会で生きてる女の子全員全肯定してあげたい!!!!!

 

もししんどいことあったら、音楽とか映画とかに逃げようね〜〜!!

 

絶対自分のこと歌ってくれてる人いるから!!!絶対!!!!

 

 

※本当はmonsta xのことも書きたかったんだけど、もう好きすぎて、もう好きすぎて、どう頑張っても言語化無理でした… 二言目には「好き」「尊い」…しか出ない……ダメだこりゃ…

でも、めちゃありがとうだよおおおお( ;  ; )

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゲイを公に発表した初のアイドルが韓国でデビューした。

youtu.be

まだLGBJQへの理解があまり広がってはいない韓国では歴史的な出来事だと思う。

今までK-POPを聴いて、「自分のことを歌ってくれてない」とか「自分は疎外されてる」と感じていた人たちが、この曲を聴いて社会の中に自分たちの居場所があるって少しでも感じて欲しいなって…

もっとこういうの日本でも増えるといいなって…

 

 

*1:引用:ameblo.jp

*2:

youtu.be