愛しかない?

一生懸命生きるオタク

『だから私はメイクする』推しのおかげで顔面コンプ治った

 今回のブログは私の美意識について書いていこうと思います!なんでそういうことになったかというと、この本を読んだから。

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

おしゃれ、好きですか?

大好きな人も、苦手な人もいる「おしゃれ」。
本当は楽しみたいはずなのに、社会から要求されているうちに、嫌になってしまった人もいるかもしれません。

化粧、ダイエット、エステ、整形、ロリータ、パーソナルカラー診断、育乳……。
さまざまなジャンルのおしゃれに心を奪われた女性たちが、ファッション・コスメへの思い入れや、自身の美意識をつまびらかに綴り、それぞれが「おしゃれする理由」を解き明かす匿名エッセイ集です。

メイクやファッションなど「装う」という行為について、そのやり方を説明するメディアは山ほどあるけど、「なぜおしゃれをするか」という精神的な部分について書いた本は初めて読んだ。
でも、正直私たちが一番悩むのがそこだと思うのね!!!おしゃれって誰しもが自由にできるものなはず。でも、学校や職場でその自由が制限されることはあるし、他人の目というジャッジが怖かったり、「なりたいあの子」と自分のギャップに絶望したり、、

(なにこれ…全然自由じゃないね…)と辟易してしまう…

そんなところまで書いてくれているこの本は本当に尊いんですよ

ここからはこの本にエッセイを寄せるみたいな気持ちで書いていこうと思います!劇団雌猫オンニ達にリスペクトを込めて!!!

 

 

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推しのおかげで呪いがとけた女

かくいう私も「装う」という行為に悩まされた女の一人だった。

女の子って「装う」ことに目覚めるタイミングがあるじゃない?自分が毎日メイクをして、そうやって生きていく側の人間なんだという気づきというか…。私もそっち側のお姉さんになりたかった。

 

さいころは兄の影響で男の子っぽい服装ばかりしていて、髪もいつもショートだった。男子と遊ぶ方が楽しくてスポーツも好きで、背の順もいつも後ろ、いわゆる「ボーイッシュな女の子」という感じ。クラスにこんな子おったやろ?

もちろん好きでやっていたんだけど、このイメージが大いに自分の首を絞める…

スカートを履いてカワイイ服を着たい日もあったけど、「"キャラ"じゃないのにと思われたら…」と考えると恥ずかしくて着れない。大きくなっていくとそういうことが増えてきた。

小学校の友達に外見のことで最悪なあだ名をつけられたのが決定打になって、もうどんどん呪いがかかる。可愛い服を着て鏡に立っても全く似合ってないように見える。可愛くなろうとする自分がきもちわるいオェオェ 思春期もあいまって自分の外見/容姿が他人にどうやって見られているか考えるのがどんどんエスカレートしていく。

 

高校に入ってもその呪いは解けない。高校生ともなると容姿に対するジャッジはもっと鋭くて軽薄。

毎日のように「自虐」とか「いじり」という場の盛り上げ方で、仲間内でお互いに「ブスだな~」と言い合って笑っていた。その頃は自分からそうやって自虐することによって自分のダメな部分(外見)をコントロールできてると思っていたけど、それは全く間違っていて、そうやって日常的に摂取していた自己否定的な言葉は確実に自分の精神にも影響を与えてた。「ブスだから可愛い服は似合わない」「ブスだからメイクしちゃダメ」「ブスだから行事のとき写真とるな」とどんどん自分にかける呪いは増えていく。

あのころは笑って受け流していた言葉は積み重なってしっかり私を傷つけていたんだと今は分かる。

もちろん大学に入ってもその呪いは解けない。
化粧という装う行為が怖すぎて大学に入学するのが超不安だった。「ブスなのに…ブスなのに…」の呪い。

 

そんな私が今おしゃれやメイクを心から楽しめているのかというと、きっかけは今の推しである。ありがとう本当にありがとう

言わずもがな私は韓国の男性アイドルを応援しているんだけど、その子が呪いから抜け出すきっかけをくれた。

今の推しに出会って、オタクという生き方を選択して、一生懸命愛して…

誰かに全肯定してもらったことが初めてだった。

画面の向こうから、ステージの上からだったけど、何度も何度も「そのままでいいよ」「愛してるよ」と言ってもらえた(と思っている)。

逃げ道の作り方も知らず、相談する人もいなくて、毎日新鮮に自分のことが大嫌いになっていた時、確かに推しが私にとっての光だった。少し遠くで輝くあの子たちが本当にナァ…。

 

 

大学に入学して、焦りに押されて「自分きもい」と思いながらやっていたメイクだったけど、やっと自分からしたいと思えるようになったのも推しのメイクだから。目の下に三角に入れるブラウンアイシャドウ、グラデリップ、自分の肌よりワントーン明るいファンデーション、同じ髪色。「推しくんと一緒!」と思ったら自信が湧いてきた。(これが武装か?)

 

決定的だったのがハイタ会での体験。

aishikanai.hatenablog.com

なんというか…!絶対的な愛の前では外見は関係ないという実感…!この実感が当時の私からしたら本当に目からうろこだった。推しに直接「好き」を伝えるなかで外見ではなくて自分がどういう気持ちを持っているかが一番のメッセージになるんだとやっと気づいた。自分を構成する大部分は誰かにジャッジされてできた「外見」ではなくて、「自分が自分である」ということなんだと。

 

小学生のころから誰かに「変だ」とジャッジされることが怖くて「かわいくなりたい自分」を認めることができず、自分に呪いをかけていた。

推しと出会ったことで一番変わったのは、そんな自分と呪いに向き合えたことだと思う。
「アイドルは宗教」とかいうけどこれはマジです。(真顔)ブログを始めたり、アイドルとファンの関係性を死ぬほど考える中で自分にも向き合わざるを得なくて、推しを一生懸命好きになったら自分のこともちょっと好きになれたんよ。

 

「かわいくなりたい自分」を抑えて「きもい」とラベリングするのは本当にしんどかった。隙あらば自分で自分を攻撃して、毎晩新鮮に自分が嫌いだった。自分の外見を日々「空想の他人の目」*1でジャッジするのは辛い。
でも今は違う。ずっとしたかったメイクをして、カラコンをして、髪型も今が一番きまっていて、「装う」行為を最高に楽しめている!と思う!!!
それもこれも推しに出会ったからなんだよな…本当に……おまえに出会えてよかったよ……

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友達やネット見てても外見/容姿の問題で苦しんでる子は本当に多い… 応援しているアイドルの国も外見至上主義だし日本だって相当なものだ。可愛いあの子とくらべてしまうよな… でも最近は"社会が求める美"に対して「それって確実じゃないよね?」という声が増えているし。これがもっと広がって"個人が個人であるという美しさ"というか…
なんか難しいこと言ってるね ただ私はあなたと楽しく健やかに暮らしていきたいよ~ということなんですよね!!!外見の悩みなんて気にせずに!!私はあなたが頭の先からつま先まで"あなた"だから好きなんだよ???と心から思ってます、(自分とおまえにな)

 

あなたと推しが今日もよく眠れますように♡

 

これからは更新頻度あげていくから読んでくれるととーっても嬉しいす… 

 

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*1:『だから私はメイクする』より引用